オフィストイレの賢いリフォーム方法とおしゃれなデザイン事例6選
オフィスのリフォームを考える際、トイレにどの程度関心を持っていますか?
エントランスや業務スペースと比較すると、関心が薄い…後回しにしている…という方が多いのではないでしょうか?
しかし実際トイレは、不特定多数の人が利用する場所なので老朽化しやすく、また、社員の業務パフォーマンスや、社外からの企業イメージを左右する大切な場所です。
そこで今回は、オフィスのトイレリフォーム方法を解説すると共に、これまで弊社が手掛けてきたトイレリフォーム事例を4つご紹介致します。
TOTOの最新調査で分かった!オフィスのトイレリフォームが必要な理由
オフィスのトイレは、多くのワーカーにとって業務の間に一息つける安らぎの場所であり、トイレ環境を整えることは、社員の業務パフォーマンス向上にも繋がります。
TOTOが2018年にオフィスワーカー1014名行った「オフィストイレの水まわりに関する調査(※)」によると、オフィスの中で執務スペース以外で仕事のモチベーションに影響する場所として、「トイレ・化粧室」(66%)が1位となったそうです。
これは2位の食堂・カフェテリア(46%)から20ポイント以上引き離した結果です。
また、約40%の人がトイレで、携帯電話・スマートフォン・タブレットを使用しており、50%以上の人がトイレで気分を切り替えたいと考えていることも分かりました。
特に、時期や年齢によって体調が変化しやすい女性社員にとって、トイレは大事な場所であり、約70%の女性ワーカーが体調不良のときに一時的に休憩したい場所として上げています。
また、
・温水洗浄便器
・脱臭装置
・手洗い器
・ゴミ箱・汚物入れ
などといった設備を必要としていることも明らかになりました。
TOTOはこれらの調査結果から、「トイレはオフィスワーカーにとって精神的にも、身体的にもエネルギーを取り戻して“Recharge(リチャージ)”する場所である」と結論付けています。
一方社外関係者にとっては、その企業の印象を決定づける場所の一つです。
読者の皆様も今までに経験がないでしょうか?
顧客やパートナー企業のオフィスに訪問した際、エントランスや会議室はおしゃれで綺麗にしているものの
トイレだけが老朽化していたり、暗かったり、傷んでいたり、匂ったりしており、大きなギャップを感じたこと…
オフィスの他の場所がどんなにきれいでも、トイレが綺麗でないとなると、やはりその企業に対する評価や信頼は落ちてしまいますよね。
企業のイメージを損なわないためにも、清潔感のある綺麗なトイレを維持していくことはとても大切、オフィスリフォームを行う際には、しっかり現状をチェックして見直しておくことをおすすめします。
(※)参照ページ
https://jp.toto.com/company/press/2019/03/20_008499.htm
自社ビル?賃貸?オフィス形態によって変わるトイレリフォームの工事方法
オフィストイレのリフォーム方法は、自社ビルか賃貸かによって異なります。
●自社ビルの場合
自社ビルの場合は、基本的に制限なく自由にリフォームすることができます。
ただ、洗面台や個室の位置を変えるとなると、排水管工事から進めなければならず、コストもかさむため、基本的なレイアウトは変えないことをおすすめします。
●賃貸の場合
賃貸の場合は、トイレが契約面積に含まれているかどうかを確認する必要があります。
含まれていない場合、あるいは他の企業との共有スペースの場合にはリフォーム不可となります。
トイレが契約面積に含まれている場合でも、リフォームできるのは、基本的に床・壁・ドア・照明です。
設備の取替えなどを行いたい場合は、ビルオーナーとのご相談となりますが、退去する際に原状回復工事が必要となる場合もありますので、事前に契約内容をよく確認しておきましょう。
床・壁・ドア・照明を変えるだけでもトイレのイメージは大きく変わりますので、賃貸オフィスの場合でも、ぜひ検討してみてください。
また、設備の老朽化や故障などで使用に不具合がある場合にはビル側に修繕をお願いできるケースが多いので、一度ビルオーナーに相談してみられることをおすすめします。
●オフィストイレのリフォームタイミング
オフィストイレは、設備が老朽化している、蛇口・鏡が古い、タイル調の壁・床のままといった場合が、リフォーム検討時期となります。
前回のリフォームから10~15年を目安にしてみてください。
トイレ全体のリフォームがコスト的に難しい場合は、部分的なリフォームや設備の入れ替えのみというのも可能です。
●デザインについて
オフィストイレの内装デザインは、社外用と社内用で変えることが多いです。
社外用の場合は、選ぶ素材や設備のグレードを上げた、ホテルっぽい高級感のあるデザインが人気で、社内用の場合は、拭き取りやすい素材を選ぶなど、お手入れのしやすさを重要視する傾向があります。
弊社では、他のオフィスデザインとのバランスを考慮しつす、事例写真をご紹介しながらデザインをご提案しています。
●工事期間
オフィストイレの工事期間は広さにもよりますが、既存のタイルを剥がして張り替え、洗面台や便器などもすべて差し替えるといった大々的なリフォームの場合は1ヶ月程かかります。
一方、現状の設備を活かし、壁・床・洗面台を部分的にリフォームする場合には2週間程で終了できることもあります。
オフィスのトイレリフォーム事例①:ミニスペース編
こちらは、とある企業の多目的ルームに設置されているトイレです。
多目的ルームでは、大人数での会議や社員のお昼休憩、市場調査のためのグループインタビューやクライアント様関連の撮影やオーディション会場などが行われているのですが、執務スペースと違って、常時多数の人が利用するトイレではないので、個室一つのミニサイズになっています。
社外の人が使われることも多いということで、グリーンの壁紙を採用するなど清潔感のあるデザインにしました。
また、撮影の着替え・準備場所としても使えるよう手洗い場の広さをある程度確保し、洗面台にはメイク用品等がおけるスペースも確保しています。
※上記のオフィスデザイン事例は下記のページでも詳しく解説しています。
https://work-design.co.jp/showcase/detail.php?c_no=408
オフィスのトイレリフォーム事例②:社員用編
こちらはとある企業の営業フロアに設置された、社員の方向けのトイレです。
ヘキサゴン(六角形)柄の木目調タイルと、石目調タイルを組み合わせた少し遊び心のある空間です。
洗面台に設置したサークル型の鏡は造作で、周りにライトを巻きつけて間接照明となるようデザインしました。
※上記のオフィスデザイン事例は下記のページでも詳しく解説しています。
https://work-design.co.jp/showcase/detail.php?c_no=427
オフィスのトイレリフォーム事例③:来客向け編
こちらは、とある企業の共有フロアに設置されているトイレのリフォーム事例です。
社内外含め、幅広い方々が利用される場所ということで、シンプルでモダンなデザインにまとめています。
男性用は、グレーを中心としたダークな色味や大理石調タイルを採用したスタイリッシュな空間に、女性用は、ブラウンベージュの明るい色味や木目調タイルを採用したリラックスできる空間にそれぞれデザインしました。
女性のトイレには、女性社員に喜ばれる小物入れも設置しています。
※上記のオフィスデザイン事例は下記のページでも詳しく解説しています。
https://work-design.co.jp/showcase/detail.php?c_no=428
オフィスのトイレリフォーム事例④:社員用編
こちらは、とある企業の社員の方向けのトイレリフォーム事例です。
男性用はブルー、女性用はレッドと、それぞれ色味を変えてデザインしました。
洗面台の正面にはタイルを貼りました。つるつるとした陶器素材でお掃除が楽なタイプです。
小窓がついているので換気もできる環境、個室扉の取っ手と小窓枠にも色味を入れているのがポイントです。
※上記のオフィスデザイン事例は下記のページでも詳しく解説しています。
https://work-design.co.jp/showcase/detail.php?c_no=199
オフィスのトイレリフォーム事例⑤:手軽なリフォーム編(工事前)
こちらは、とある企業のリフォーム前のトイレです。
この後、壁・床・洗面台をリフォームしたのですが、壁は、元々のタイル素材を剥がすのではなく、左官工事で平らにしてその上から新しいシートを貼るという方法を取り入れました。
その結果、コストを削減でき工事期間も短くすることができました。
オフィスのトイレリフォーム事例⑤:手軽なリフォーム編(工事後)
こちらがリフォーム後の写真です。
モルタル調のシートは、水分や汚れなどを拭き取りやすく、木目調シートとの相性も抜群です。
清潔感のあるオフィストイレに生まれ変わりました。
オフィスのトイレリフォーム事例⑥:賃貸のオフィス編
こちらは賃貸オフィスでしたが、ビルオーナーの許可を経て全面リフォームした事例です。
床・壁・洗面台・便器に至るまで、すべて入れ替えて新しくしています。
高級感のある木目調シートを採用した、居心地のよい空間になりました。
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