自然を取り入れたオフィスデザイン事例7選!注目のバイオフィリックオフィスをご紹介
近年、自然を取り入れた”バイオフィリックデザイン”のオフィスが注目を集めています。
“バイオフィリック”とは、「自然とのつながりを大切にする」「人間の本能的な自然への愛着(=バイオフィリア)に基づく」といった意味を持つ言葉です。
この考え方をオフィス空間に取り入れることで、社員の健康促進だけでなく、集中力や生産性の向上にもつながるといわれています。
そこで今回は、バイオフィリックデザインを取り入れたオフィスについて解説すると共に、自然の要素を活かしたオフィスデザイン事例をご紹介します。
社員が心地よく働けるオフィスづくりを目指す方は、ぜひご参考になさってください。
- 自然を感じられるワークスペース「バイオフィリックオフィス」とは?
- 自然を取り入れたオフィスデザイン事例①:天然木ベースの造作オフィス家具を取り入れた空間
- 自然を取り入れたオフィスデザイン事例②:植物の生命力が感じられる癒やし空間
- 自然を取り入れたオフィスデザイン事例③:誰もがリラックスできる木目の内装
- 自然を取り入れたオフィスデザイン事例④:ジャングルを思わせるダイナミックなデザイン壁紙
- 自然を取り入れたオフィスデザイン事例⑤:自然をテーマにした2種類のエントランス
- 自然を取り入れたオフィスデザイン事例⑥:広い窓から自然光が入る明るい空間
- 自然を取り入れたオフィスデザイン事例⑦:風通しの良い開放空間
自然を感じられるワークスペース「バイオフィリックオフィス」とは?
バイオフィリックオフィスとは、自然の要素を積極的に取り入れた、社員が心地よく働けるワークスペースのことです。
具体的には、以下のような工夫が施されています。
●自然を感じられる内装
観葉植物をはじめとするグリーンを多用した内装は、バイオフィリックオフィスの定番です。
本物の植物が使用されることが多いですが、人工植物や自然の写真、グラフィッククロスなどを取り入れるケースもあります。
フェイクであっても、視覚的に自然を感じることでリラックス効果が期待できます。
●天然素材を使用した家具
天然木や天然石、レザーなどの自然素材を使用した家具や什器も重要な要素です。
テーブルやチェア、ソファなどに天然素材を使うことで、触覚でも自然の温もりを感じることができます。
また、経年による風合いの変化も、人工素材では得られない魅力の一つです。
●サーカディアンリズムに対応した照明
時間帯に合わせて明るさや色温度を調整できる照明も、バイオフィリックデザインの一部です。
太陽の動きに連動した照明環境を整えることで、自律神経の安定や快適な作業環境づくりに役立ちます。
●自然音が流れる空間
音の演出もバイオフィリックデザインの重要な要素の一つです。
騒音対策とともに、ヒーリング音楽や自然音(川のせせらぎ、鳥のさえずりなど)を活用することで、聴覚からの癒やしを提供することができます。
ここからは、自然を取り入れたオフィスデザインの具体的な事例をご紹介します。
自然を取り入れたオフィスデザイン事例①:天然木ベースの造作オフィス家具を取り入れた空間
こちらは、天然木ベースのオフィス家具が特徴的なオフィスデザイン事例です。
カウンターテーブル、コーヒーテーブル、ワーキングデスクは、すべて天然木で造作したもの、一部のチェアにも天然木が使われているナチュラル感あふれる空間です。
それらに合わせて、壁には大地をイメージしてデザインされたオフホワイトのクロスを貼ったり、アンティーク風のペンダントライトを吊るしたりして、自然と温かみを感じられる雰囲気にまとめられています。
※オフィスの詳しい創り方については、下記の事例記事で詳しく解説しています。
「天然木の家具に温かみと癒しを感じる店舗兼オフィスの空間デザイン事例」
自然を取り入れたオフィスデザイン事例②:植物の生命力が感じられる癒やし空間
こちらは、弊社のオフィスリフォーム事例です。
エントランスから通路、業務スペース、トイレまで、随所に設置している観葉植物が、本物のならではの癒やし空間を作るとともに、自然な湿度・温度維持にも役立っています。
また、社内で行う水やりなどのお手入れ作業が、植物やオフィスに対しての愛情を深めることにもつながっています。
※内装については、下記の事例記事で詳しく解説しています。
「オフィスリフォームのビフォー・アフター~自社事例で徹底解説~」
自然を取り入れたオフィスデザイン事例③:誰もがリラックスできる木目の内装
こちらは、訪れる人に安心感を与える木目柄をオフィスデザイン事例です。
エントランスの壁、ドア、電話台に採用しているのは優しい色味の木目柄、照明は温白色のダウンライトを採用するとともに、床のクロスもベージュ系の塩ビタイルを貼って統一感を持たせています。
また、執務スペースの壁や柱には、明るい木目のはっきりした色味のクロスを、そして広いリフレッシュスペースは、別の落ち着いた木目柄のクロスをそれぞれ採用しています。
※インテリアのこだわりについては、下記の事例記事で詳しく解説しています。
「ONとOFFの空間が分かれた、ナチュラルで快適なオフィスデザイン事例」
自然を取り入れたオフィスデザイン事例④:ジャングルを思わせるダイナミックなデザイン壁紙
こちらのオフィスデザインの特徴は、様々な南国植物や鳥が描かれたデザイン壁紙です。
それを天井までダイナミックに施し、床にもグリーンのカーペットを敷くことで、ジャングルのような空間を演出しています。
こちらは、200坪のオフィスの「コミュニケーションスペース」と呼ばれるエリアで、お昼休憩やグループワークなど、社員同士の交流を深める場所として使われています。
※こだわりの内装の様子は、下記の事例記事で詳しく解説しています。
「連鎖・交流・創造の空間|有機的な景色が広がるオフィスデザイン事例」
自然を取り入れたオフィスデザイン事例⑤:自然をテーマにした2種類のエントランス
こちらは、テイストの異なる2つのエントランスが特徴的なオフィスデザイン事例です。
一つは、はっきりした木目が印象的な空間に、造作の苔山や背の高い本物の観葉植物、そしてテーブルやソファなどが配置されたオープンカフェのような内装です。
もう一つは、R状のシンプルな空間に、モスウォールと2種類の木目を組み合わせた内装で、木目の方向を「横」に統一することで、来社される人が自然と奥へ進める導線を作りました。
※インテリアの詳細については、下記の事例記事で詳しく解説しています。
「2社でシェア|グリーンが際立つ統一感のあるオフィスデザイン事例」
自然を取り入れたオフィスデザイン事例⑥:広い窓から自然光が入る明るい空間
こちらは、リフレッシュスペース兼ミーティングスペースのオフィスデザイン事例です。
広い窓を活かして、自然光が降り注ぐ空間を作りました。
お客様のアイデアを元に、床や柱にグリーンを施し、公園のような雰囲気にまとめています。
窓にはブラインドが設置されているので、時間帯によって光の強さを調整することができます。
※オフィス家具のこだわりについては、下記の事例記事で詳しく解説しています。
「広い窓を活かした、カフェ風デザインのリフレッシュ兼ミーティングスペース事例」
自然を取り入れたオフィスデザイン事例⑦:風通しの良い開放空間
こちらは、ガラスの間仕切りを用いた風通しの良いオフィスデザイン事例です。
エントランスから会議室、執務スペース、フリースペースが一望できる抜け感のある空間で、
目の高さに本物の植物が見える他、熱帯魚が泳ぐ水槽も設置されていて、視覚的な癒やしを与える工夫が施されています。
※オフィス内部の様子は、下記の事例記事で詳しく解説しています。
「ガラスと光とグリーンと…心までオープンになるオフィスデザイン事例」
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