採用力が上がるオフィスリフォーム術~エントランスと会議室事例6選~
公開:2021.05.13 更新:2026.06.25
「採用したくても、なかなか応募が来ない」「内定を出しても辞退されてしまう」――採用難が続く昨今、こうした悩みを抱える企業は少なくありません。
求人票の改善や採用サイトの強化など、さまざまな施策を講じても思うような成果が出ない場合、見直すべきポイントの一つがオフィス環境です。
オフィスは単なる「作業場所」ではありません。企業のカルチャーや価値観を体現する空間であり、採用サイトや求人票では伝えきれないリアルな魅力を求職者に直接届けられる、強力な採用ツールです。実際、採用力の強化を目的としてオフィスリフォームに取り組む企業は年々増加しています。
本記事では、採用力向上につながるオフィスリフォームを行う企業が増えている理由から、押さえておきたい改修ポイント、実際の成功事例まで詳しく解説します。
採用強化に向けてオフィス環境の改善を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※オフィスリフォームの進め方について詳しく知りたい方はこちら
採用力向上を目的としたオフィスリフォームを行う企業が増えている理由

優秀な人材の獲得競争が激しくなる中、オフィス環境を採用戦略の一環として見直す企業が増えています。その背景にある3つの理由をご紹介します。
求職者はオフィス環境も企業選びの判断材料にしている
転職活動を行っている社会人や就活を行っている学生1,000人を対象にした調査(※1)によると、「オフィス環境が魅力的だと志望度が上がる」と回答した人が約7割にのぼります。給与や福利厚生と並び、働く場所の雰囲気や快適さを重視する求職者が増えており、採用に力を入れている企業にとって無視できないデータといえます。
オフィスは企業文化を伝える重要なタッチポイント
オフィスは、会社の価値観やカルチャーを体現する大切な表現の場です。内装デザインはもちろんのこと、レイアウト設計や設備・什器の選び方にまで、その企業らしさが自然ににじみ出ます。求職者は見学や面接を通じてオフィスを訪れた際、言語化されていない会社の雰囲気や風土を敏感に感じ取っています。採用サイトや求人票では伝えきれない「リアルな企業の姿」を届けられる場として、オフィスはとても有効なタッチポイントです。
採用サイトだけでは伝わらない魅力を体感してもらえる
言葉や画像で表現するWebサイトや採用コンテンツも大切ですが、オフィスにはリアルな場でしか伝えられない力があります。実際に足を踏み入れることで、社員の活気、チームの雰囲気、働くイメージを肌で感じてもらうことができます。「ここで働いてみたい」という気持ちは、体験によって初めて生まれるもの。オフィスそのものを、採用における強力なコンテンツと捉えることが大切です
(※1)https://tghd.co.jp/news/tg/newsrelease/entry-377.html
採用力向上につながるオフィスリフォームのポイント

多くの求職者に「ここで働きたい!」と感じてもらえるオフィスに改修するために押さえておきたいポイントをご紹介します。
企業らしさを伝えるエントランスデザイン
エントランスは会社の顔であり、求職者が最初に目にする第一印象を決める重要な場所です。企業のビジョンやカルチャーが伝わるデザインにすることはもちろん、来社した方が迷わないよう受付方法を分かりやすく案内したり、気持ちよく待てる待合スペースを設けたりするなど、歓迎の気持ちが自然と伝わる空間づくりを心がけましょう。第一印象の良さは、志望度アップに直結します。
コミュニケーションが活発になる共創スペース
求職者にとって「この会社に馴染めるか」は、入社意欲を左右する大切なポイントです。社員同士が気軽に話せるコミュニケーションスペースがあると、見学や面接の際に実際の社内の雰囲気を感じてもらいやすくなります。オープンで活気のある交流の様子を目にすることで、「自分もここで働けそう」という安心感や期待感を自然に持ってもらいやすくなるでしょう。
社員が働きやすい集中環境の整備
Web会議やオンライン商談が日常化した現在、フリーアドレスの座席だけでなく、集中作業に適したワークブースや防音性の高いテレブースなども整えることをおすすめします。こうした設備は社員の業務効率を高めるだけでなく、「社員の働きやすさをきちんと考えてくれている会社だ」という印象を求職者に与える効果もあります。環境への投資が、企業の誠実さや先進性のアピールにもつながります。
来社時に好印象を与える会議室づくり
面接や会社説明会を行う会議室は、求職者が長い時間を過ごす空間です。明るく開放的な雰囲気でありながら、適度なプライバシーが確保された落ち着いた内装に整えることがポイントです。照明・家具・防音性など細部にまで気を配ることで、「居心地の良い会社」という印象を自然に醸成することができます。会議室のクオリティは、会社全体への信頼感に直結すると心がけておきましょう。
採用力向上を実現したオフィスリフォーム事例6選

採用力向上のための工夫を施したリフォーム事例をご紹介します。
オープンで風通しの良い社風をイメージさせるエントランスデザイン
エントランスは、就活生・転職者が会社を訪れて最初に目にする場所です。第一印象を左右する重要なポイントだからこそ、デザインにも力を入れたいところです。
広くて開放的なエントランスは多くの訪問者に好印象を与えます。大きな窓から差し込む自然光は、緊張した気持ちをやわらげる効果も期待できます。また、コーポレートカラーを基調としたデザインや、世界中の拠点を示す写真・地図の展示、ロゴをかたどった絨毯など、企業アイデンティティを随所に取り入れた空間は、就活生や転職者が「ここで働く自分」をイメージしやすい演出になります。
チャレンジ精神の強い人材が集まる、個性的なエントランスデザイン
クラブテイストや南国のビーチ、宇宙空間をモチーフにしたデザインなど、事業内容にとらわれず一つのテーマで統一された空間は、インパクトが強く、訪問者の心に強く残ります。向上心やチャレンジ精神を持つ人材を採用したいベンチャー企業には、あえてオフィスらしくない、個性的なデザインをエントランスに取り入れることが有効です。「こんな会社、見たことがない」という驚きと興味が、企業への関心や応募意欲につながるでしょう。
居心地の良さが伝わり、好感度が上がるエントランスデザイン
訪問者の第一印象を高めるうえで、照明の選び方は見逃せないポイントです。品のある落ち着いた雰囲気を演出したい場合は、暖色系の間接照明を取り入れるのがおすすめです。また、全体を落ち着いた色調でまとめ、センスのよい植物やオブジェを配置することで、快適さや洗練されたイメージを自然に伝えることができます。細部にまで行き届いた空間づくりは、訪問者に「丁寧な会社だ」という印象を与え、志望度向上にもつながります。
そこにいるだけで気分が上がる、洗練された会議室デザイン
面接や会社説明会を行う会議室は、求職者が長い時間を過ごす場所です。訪問者の気持ちを前向きにする空間づくりが、企業への好感度を高めるうえで効果的です。
景色の良い窓からの眺め、アーバンで洗練されたソファとテーブル、柱に施されたアーティスティックなデザインなど、こだわりを感じる会議室は「毎日ここで働けたら」という期待感を自然に引き出します。無機質で事務的な空間との違いは大きく、会議室のクオリティが企業全体の印象を左右することも少なくありません。
社内の雰囲気が伝わり、信頼感を高める会議室デザイン
「社員が生き生きと働いていると聞いていたのに、実際に入社してみたらオフィスの雰囲気が違った」――こうした入社後のギャップは、早期離職の原因にもなりかねません。業務スペースの見学を希望する求職者が多いのも、こうした不安を払拭したいという気持ちの表れです。
業務スペースと会議室をガラス張りで仕切るデザインであれば、面接中でも普段の社内の様子を自然に目にすることができ、求職者に安心感を与えることができます。さらに、スケルトン天井とレンガ調タイル、白を基調としながらも差し色でアクセントを加えたシンプルかつセンスのある内装は、清潔感と洗練さを同時に演出し、訪問者に好印象を与えます。
遊び心と企業風土が伝わる、個性あふれる会議室デザイン
一歩足を踏み入れた瞬間に、その会社のカルチャーが伝わる会議室デザインも、採用において大きな強みになります。
海外を中心にアニメやキャラクターのライセンス事業を展開するある企業の会議室は、まるで絵本の世界に入り込んだような空間です。壁面のムーミンの壁画を中心に、カラフルなチェアやオブジェ、細部のインテリアに至るまで、自社が取り扱うキャラクターの世界観を一貫して表現しています。こうした空間は、面接する側にとっても受ける側にとっても、企業との相性やマッチング度合いを自然に確かめられる場となり、より納得感のある採用につながるでしょう。
※こちらの記事では、オフィスリフォームの費用相場についても詳しく解説しています。
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