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外資系企業のオフィスデザイン最新トレンド|真似したい内装の特徴や事例をご紹介

公開:2025.11.17 更新:2025.12.08

外資系企業のオフィスデザインは、その時代背景や働き方の変化を敏感に反映してきました。

今回は、外資系オフィスのデザインがどのように変遷してきたのかを整理し、現在主流となっている内装の傾向と、どの企業でも取り入れやすいポイントを分かりやすくご紹介します。
後半では、参考になる外資系企業のオフィスデザイン事例を5つピックアップしていますので、
ぜひご覧ください。

目次

時代と共に変化していく外資系企業のオフィスデザイントレンド

外資系企業のオフィスデザイン最新トレンド|真似したい内装の特徴や事例をご紹介

海外のビジネス系映画やドラマを見ても分かるように、外資系オフィスは時代とともに大きく変化してきました。

プライバシーを重視していた時代

80年代〜90年代は、社員一人ひとりに広めのワークスペースが割り当てられ、ローパーテーションにより区切られたレイアウトが主流。
外から視線を遮り、個の空間と集中環境を守ることを最優先にしているのが特徴でした。

企業アイデンティティと偶発的イノベーションの時代

2000年以降、GAFAを中心としたベンチャー企業の台頭ともに、間仕切りのないオープンレイアウトが広がり、企業カラーやロゴを積極的に取り入れるようになりました。

帰属意識の強化に加え、オープンスペースによる偶発的な出会いから、新しい価値を生むことを重視したオフィスデザインが多く見られました。

コロナ禍による縮小・撤退が増えた時代

2020年、新型コロナウイルスの影響で状況は一変。
テレワークの普及により、オフィス縮小・撤退に踏み切る企業が増加しました。
日本の外資系企業でも、面積を半分に抑えたり、よりコンパクトな立地へ移転するケースが目立ちました。

多様性とローカライズを意識する時代

現在は、ダイバーシティを尊重し“誰もが快適に働ける環境”が重視される時代です。
また、以前のような本社主導の統一デザインではなく、各国の文化を尊重したローカライズされた内装がトレンドになっています。

今、グローバル企業に見られるオフィスデザインの動向

外資系企業のオフィスデザイン最新トレンド|真似したい内装の特徴や事例をご紹介

ここでは、近年のグローバル企業で、特に多く見られるオフィスの特徴を詳しく解説します。

人種・宗教・雇用形態に関わらず働きやすい環境

国籍、人種、宗教、セクシュアリティ、身体・心の状態にかかわらず、誰もが自分らしく働ける環境づくりが重視されています。
礼拝室の設置、多目的トイレの整備、宗教的配慮をした食事提供などがその具体例です。

社員の健康を意識した快適空間

エルゴノミクス設計のチェア、昇降デスク、ヘルシーなスナックやフルーツ・野菜の常設など、「健康を支えるオフィス」への意識が高まっています。

本社との統一感にとらわれない自由度の高い内装

以前は本社CIに合わせた内装が一般的でしたが、現在は各国の文化を反映したデザイン(国旗、工芸品など)を取り入れる傾向が増えています。

外資系企業オフィスの最新トレンド!内装の傾向・特徴を分かりやすく解説

外資系企業のオフィスデザイン最新トレンド|真似したい内装の特徴や事例をご紹介

ここからは、外資系企業のオフィスから学べる最新の内装ポイントをご紹介します。

日本の文化を内装に取り入れる

木目の格子、畳、竹、軽石、障子など日本らしい素材をアクセントとして採用する方法です。
和の要素と、コーポレートカラーや西洋家具を組み合わせることで、洗練された“和モダン”空間が作れます。

オフィスグリーンや自然光を活用したナチュラルデザイン

植物を取り入れた「バイオフィリックデザイン」は外資系企業で特に人気、置き型グリーンのほか、迫力あるリビングウォール(植物壁)も効果的です。
自然光を最大限取り入れるレイアウト計画もポイントです。

余白を残したABWスタイルのオフィスレイアウト

オランダ発のABW(Activity Based Working)は日本でも定着。
外資系企業では座席を詰め込まず、あえて“余白”を残すレイアウトが特徴で、精神的なゆとりを生む効果も期待できます。

オフィス家具はあえて統一する

本社や他拠点で使用実績のある家具を共有するケースが多く、Herman Miller や Steelcase など、デザイン性・機能性を兼ね備えた輸入家具が人気です。

居抜きオフィスや既存ビルの活用など、サステナビリティを重視

居抜き物件や、使われなくなった倉庫・ビルを再活用するケースが増加。
そのまま使用するのではなく、自社らしさを加えた大胆なリノベーションが外資系企業らしい特徴です。

多様性を意識したインクルーシブ設計

年齢・性別・身体的特徴・文化背景・能力の違いに関わらず、“誰もが使いやすい”設計を取り入れる動きが広がっています。
バリアフリー導線、多言語サイン、色覚多様性に配慮した配色が代表例です。

外資系企業のオフィスデザイン事例①:コーポレートカラーを活かした居抜きオフィス

外資系企業のオフィスデザイン最新トレンド|真似したい内装の特徴や事例をご紹介

居抜きオフィスへ移転した事例です。既存の間仕切りやカーペットを活かしつつ、壁紙にコーポレートカラーのグレーやイエローを採用し、企業イメージを自然に反映した空間に仕上げました。

オフィス内にはショールームも併設され、来訪者が商品に直接触れられる設計となっています。

※※オフィスの詳しい様子は、下記の事例記事でご確認ください。
「コーポレートカラー3色を基調としたショールーム兼オフィスデザイン事例」

外資系企業のオフィスデザイン事例②:おしゃれな和モダンオフィス

外資系企業のオフィスデザイン最新トレンド|真似したい内装の特徴や事例をご紹介

“日本らしさ”を内装に取り入れたいというご要望から生まれたデザインです。
エントランスには格子や竹、玉砂利など、日本庭園を思わせる要素を配置。
さらに間接照明やチェック柄のカーペットを組み合わせ、和の雰囲気にモダンな要素を掛け合わせた洗練された空間を実現しています。

※下記の記事では、内装のこだわりなども詳しく解説しています。
「テーマは“和モダン” 信頼感を生む、開放的で洗練されたオフィスデザイン事例」

外資系企業のオフィスデザイン事例③:開放感あふれる広々ワンルームオフィス

外資系企業のオフィスデザイン最新トレンド|真似したい内装の特徴や事例をご紹介

190坪の広いワンルーム空間に、業務エリアだけでなくワークブース・キッチン・リラックススペースなど、多様な機能をレイアウトした事例です。
大きな窓からは豊かな緑が見え、快適なワーク環境を演出。
昇降デスクやバーカウンター、輸入家具「ウィルクハーン」のチェアなど、居心地や働きやすさにこだわった設備が整っています。

※事例の詳細は、下記の記事で詳しく解説しています。
「企業カラーをダイナミックに使った、外資系企業のオフィスデザイン事例」

外資系企業のオフィスデザイン事例④:ABWを取り入れた自由度の高いオフィス

外資系企業のオフィスデザイン最新トレンド|真似したい内装の特徴や事例をご紹介

中国系外資企業のオフィス事例です。
ワーキングデスク、ファミレスブース、カウンター、リフレッシュスペースなど、多様な席をワンルームに配置しています。
業務内容に応じて働く場所を選べるABWスタイルです。

リフレッシュスペースやブースにはカラフルなチェアを取り入れ、気分転換しやすい明るい雰囲気を演出しています。

※下記の記事では、オフィス内の様子を写真でご覧いただけます。
「近未来的な雰囲気のエントランスが特徴的なオフィスデザイン事例」

外資系企業のオフィスデザイン事例⑤:モノトーン×木目のナチュラルモダン空間

外資系企業のオフィスデザイン最新トレンド|真似したい内装の特徴や事例をご紹介

「モノトーン×木目調」をテーマに、ナチュラルさとスタイリッシュさを両立させたデザイン事例です。
リフレッシュスペースには木目のベンチや温かみあるファブリックを取り入れてリラックスできる雰囲気を演出、会議室は黒をベースに、グラフィックを効かせたスタイリッシュな空間に仕上げています。

※下記の記事では、オフィスに全貌を公開しています。
「モノトーン×木目調の空間に遊び心をプラスしたオフィスデザイン事例」

まとめ

外資系企業のオフィスは、企業文化やブランド、働き方をダイレクトに反映したデザインが多く、近年はさらに多様化が進んでいます。
CI を取り入れた空間づくり、日本らしさを加えた和モダンデザイン、ABWを活用した自由度の高いレイアウト、自然素材を使った快適性重視のワークプレイスなど、企業ごとの価値観が明確に表現されています。

また、従業員にとっての働きやすさやウェルビーイングを高める工夫も増え、グローバル基準のオフィスづくりがスタンダードになりつつあります。
これらの事例は、外資系企業だけでなく、日本企業がオフィスを見直す際にも大いに参考になるポイントが詰まっています。

下記は、日本オフィスの拡大・進出をご検討中の外資系企業様向けのオフィスデザインやマネジメントに関するご紹介ページです。弊社がこれまで手掛けてきた、外資系企業様の一覧もまとめています。
ぜひご覧ください!
「外資系企業向けオフィスデザイン&マネジメント」

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