【2025年版】社員数50名以下 中・小規模オフィスの最新デザイントレンド7選
オフィスデザインのトレンドは、時代の変化や経済情勢に加えて、企業の規模や働き方にも大きく影響されます。
特に社員数50名以下の中・小規模オフィスでは、限られた空間の中で、いかに快適さと効率性を両立するかが大きなテーマとなります。
弊社では、お客様のオフィスデザイン・レイアウトを大きく3つの視点で見直します。
①余分なデスクを撤去する または、デスクサイズの見直し
②余分な収納を整理する
③大きすぎる会議室を見直す
これらを基本にしてレイアウトを組み直します。
今多くの中・小規模オフィスで求められているのは、「自席はしっかり作りつつ、自席以外でも集中できる場所、リラックスできる場所がある」という環境です。
今回は、当社がこれまで手がけてきた中・小規模のオフィスデザインプロジェクトをもとに、今注目されているオフィスデザイントレンドを7つご紹介します。
ぜひご参考のご覧ください。
オフィスデザイントレンド①:フリーアドレスより固定席
今、フリーアドレスを取り入れず、あえて固定席を選ぶ企業が増えています。
「フリーアドレスが流行しているのは知っているが、自社には合わない」といった声を多くいただきます。
コロナ以降、100%出社に戻している企業も多く、紙の資料や書類を扱う業務スタイルでは、固定席のほうが業務に適していると考えられているようです。
一方で、非常勤のアルバイトや顧問などの座席については、スペースを有効活用するために、大テーブルのフリーアドレス席を用意するケースも見られます。
オフィスデザイントレンド②:デスクサイズの縮小
かつて主流だった幅140〜160cmのデスクから、近年では120cmや100cmといったコンパクトなサイズへの移行が進んでいます。
袖机のニーズも減少し、すっきりとしたデザインが人気です。
PCの小型化や、ITの進展によって紙資料が減少していることも、この動きを後押ししています。
余ったスペースを活用して、リフレッシュエリアを設けたいというご要望も増えており、働く環境の柔軟性が求められていることがうかがえます。
オフィスデザイントレンド③:ワークブースの多様化
コロナ禍以降、オフィス内にワークブースを設ける企業が増加しています。
テレキューブや天井の開いたオープン個室、ドーム型のブースなど、その形態は多様化していますが、特に最近多いのは、間仕切りを立てて1〜2人用の小さな個室を設ける方法です。
1人用の場合、1.2m四方程度のスペースがあれば設置可能で、使われていない大会議室や応接室をリフォームして活用する事例も増えています。
既製のブースを購入するよりもコストを抑えられる点も、人気の理由となっています。
オフィスデザイントレンド④:スタンディングワーク
近年注目されているのが、スタンディングワークの導入です。
日本人の平均的な座位時間は世界最長とされ、長時間座り続けることが健康に悪影響を及ぼすという調査結果も広まっています。
こうした背景から、スタンディングデスクを導入する企業が増えています。
デスクは、電動式の本格的なものから、手動で高さを調整できる手軽なタイプまでさまざまで、特にマネージャークラスの個室に設置したいというご要望が多く見られます。
スタンディングワークは健康面だけでなく、「開放感がある」「集中力が高まる」といった効果も期待されており、業務効率の向上につながっているという声も聞かれます。
オフィスデザイントレンド⑤:リフレッシュスペースの設置
働き方の多様化にともない、オフィス内にリフレッシュスペースを設けたいというニーズが高まっています。
多くの場合、移転や増築をせず、現在のオフィス内の空きスペースや窓際を活用する形で実現されています。
デスクのサイズ縮小や収納スペースの見直しなどにより余白をつくり、レイアウトを工夫することで、限られた面積でも快適なリフレッシュ空間を設けることが可能です。
固定席での集中作業と、ちょっとした休憩ができる空間の両立が、理想のワーキングスタイルとして注目されています。
オフィスデザイントレンド⑥:集中と交流のバランス
オフィスにおけるコミュニケーションの活性化は常に重要なテーマですが、最近ではそれに加えて「集中できる環境」とのバランスを求める声が高まっています。
例えば、パーソナルな固定席を確保しつつ、執務室内にコーヒーテーブルやカジュアルなミーティングエリアを設けるなど、自然な形での交流を促す工夫が増えています。
このような環境は、業務効率を高めるだけでなく、社員のモチベーションやエンゲージメントにも良い影響を与えます。
オフィスデザイントレンド⑦:快適なトイレ空間
意外に見落とされがちですが、トイレの快適性もオフィスの満足度に大きく関わります。
特に自社ビルをお持ちの企業では、トイレ空間のリニューアルを検討するケースが増えています。
大きく分けて、水回り工事を伴う本格的なリニューアルと、内装のみを整えるリフォームの2パターンが見られます。
毎日全社員が使う場所だからこそ、清潔で気持ちのよい空間に整えることで、業務への意欲や帰属意識の向上にもつながります。
さらに、トイレの印象は人材採用にも影響を与える場合があるため、見直す価値は十分にあるといえるでしょう。
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