小さい事務所をおしゃれにするには?小規模オフィスのレイアウト・内装のコツと事例
公開:2022.02.10 更新:2026.09.18
“小規模なオフィスなんだけども内装デザインをお願いできないだろうか?”というお問い合わせが最近増えてきています。
以前は、小規模なオフィスであれば自社でレイアウト変更やリフォームを行うという企業が多かったのですが、最近は、広さに限らずおしゃれで働きやすい空間を作りたいと考える企業が増えてきているようです。
小さい事務所でも、レイアウト・家具・色・素材などを工夫すれば、おしゃれで広く見えるオフィスにすることは可能です。
そこで今回は、小規模なオフィスへの移転や小規模なオフィスのリフォームを検討されている方向けに、オシャレで機能的な空間を作るための知恵をいくつかご紹介したいと思います。
また、後半では、弊社が実際に手掛けた、60坪以下のオフィスデザイン事例も5社ピックアップしてご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください!
- 小さい事務所をおしゃれにする5つのポイント
- 1.レイアウト|視線が抜ける開放的な空間にする
- 2.色・素材|明るい色をベースに統一感を出す
- 3.家具|背が低く圧迫感の少ないものを選ぶ
- 4.間仕切り|ガラスなどを使って視線を遮りすぎない
- 5.収納|デッドスペースを活用して物を見せすぎない
- 小規模オフィスデザイン事例(50坪):白を基調とした爽やか空間
- 小規模オフィスデザイン事例(30坪):居心地の良いおしゃれな内装
- 小規模オフィスデザイン事例(18坪):機能性もグッドな洗練された家具
- 小規模オフィスデザイン事例(38坪):開放感のある透明ガラスの間仕切り
- 小規模オフィスデザイン事例(20坪):元々の作りを生かした最小限の内装
- 小さい事務所・小規模オフィスに関するよくある質問
小さい事務所をおしゃれにする5つのポイント

小さい事務所でも、レイアウトや内装、家具の選び方を工夫することで、おしゃれで働きやすいオフィスをつくることができます。
特に限られたスペースでは、デザイン性だけを重視するのではなく、「圧迫感を抑える」「空間を広く見せる」「スペースを無駄なく使う」といった視点も重要です。
ここでは、小さい事務所をおしゃれにするために押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
1.レイアウト|視線が抜ける開放的な空間にする
小さい事務所では、限られたスペースを細かく区切りすぎると、実際の面積以上に狭く感じやすくなります。そのため、できるだけ視線が空間の奥まで抜けるレイアウトを意識しましょう。
例えば、執務スペースやミーティングスペースを必要以上に壁で分けず、オープンにつなげることで開放感をつくることができます。
また、デスクや家具の配置を工夫して通路や動線をシンプルにしたり、実際の出社人数に合わせて座席数を見直したりすることも、限られたスペースを有効に使うポイントです。
小さい事務所では、「どこに何を置くか」だけではなく、「どこまで空間を空けておくか」も意識してレイアウトを考えましょう。
※ 小規模オフィスのレイアウト事例について詳しくはこちら
2.色・素材|明るい色をベースに統一感を出す
壁や床、家具などの色・素材も、事務所の印象を大きく左右します。
小さい事務所では、白やベージュ、ライトグレーなどの明るい色をベースにすると、圧迫感を抑えて空間を広く見せやすくなります。
一方で、すべてを白一色にすると単調な印象になってしまうこともあります。木目を取り入れて温かみを出したり、壁や家具の一部にアクセントカラーを取り入れたりすることで、おしゃれな印象をつくることができます。
ポイントは、使用する色や素材を増やしすぎないことです。壁・床・家具などの色味や素材に統一感を持たせることで、小さな空間でもまとまりのあるデザインになります。
3.家具|背が低く圧迫感の少ないものを選ぶ
小さい事務所では、家具の大きさや高さにも注意が必要です。
背の高い収納棚や大型家具を多く配置すると視線が遮られ、空間が狭く感じられる原因になります。特に空間の中央には、できるだけ背の低い家具を配置すると視線が抜けやすくなります。
デスクについても、必要以上に大きなものを選ぶのではなく、働き方や業務内容に合わせたサイズを選ぶことが大切です。
また、脚部が細く床面が見えやすい家具や、必要に応じて移動できる家具などを選ぶことも、圧迫感を抑える方法の一つです。
家具を単なる「設備」として考えるのではなく、内装と色や素材を合わせることで、家具そのものをオフィスデザインの一部として活用できます。
4.間仕切り|ガラスなどを使って視線を遮りすぎない
会議室や応接スペースなど、用途によって空間を区切る必要がある場合もあります。
しかし、小さい事務所ですべてを壁で区切ってしまうと、圧迫感が生まれやすくなります。
そこで活用したいのが、ガラスパーティションです。空間を物理的に区切りながらも視線を奥まで通すことができるため、開放感を保ちやすくなります。
また、必ずしも間仕切りを設置する必要はありません。家具の配置を変える、床材やカーペットの色を変えるといった方法でも、空間の用途を緩やかに分けることができます。
「空間を区切る=壁をつくる」と考えず、必要な機能と開放感のバランスを考えることが、小さい事務所では重要です。
※オフィスのゾーニングについて詳しくはこちら
5.収納|デッドスペースを活用して物を見せすぎない
限られたスペースを有効活用するためには、収納のつくり方も重要です。
収納家具を増やせば収納量は増えますが、その分だけ執務スペースが狭くなります。壁面やデスク下、柱の周辺など、使われていないスペースを収納として活用できないか検討してみましょう。
市販の家具ではうまく収まらない場合には、スペースに合わせた造作家具を設ける方法もあります。
また、書類や備品などが常に目に入る状態では、実際の広さ以上に雑然とした印象になりがちです。「見せる収納」と「隠す収納」を使い分け、目に入る物を減らすことで、すっきりとしたおしゃれな空間をつくりやすくなります。
ペーパーレス化などによって、そもそも保管する物や書類を減らすことも有効です。
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小さい事務所をおしゃれにするためには、単にデザイン性の高い家具や内装を取り入れるだけではなく、限られたスペースをどのように使うかを考えることが大切です。
レイアウト、色・素材、家具、間仕切り、収納をそれぞれ工夫することで、面積が限られていても、開放感のあるおしゃれで働きやすいオフィスを目指すことができます。
小規模オフィスデザイン事例(50坪):白を基調とした爽やか空間

視線を遮りにくいレイアウトと家具配置を取り入れることで、限られたスペースでも開放感のあるオフィスに仕上げています。
フロアの広さはそのままに10名分を増席、無駄になっていたパーソナルスペースを縮小することで実現させました。
内装全体は、白を基調にすることで明るく爽やかな雰囲気に生まれ変わり、また天井をスケルトンにすることで開放感をもたせています。
下記の事例ご紹介ページでは、オフィス全体のレイアウト図も公開していますので、ぜひご参考にご覧ください。
小規模オフィスデザイン事例(30坪):居心地の良いおしゃれな内装

内装や家具の色・素材に統一感を持たせることで、コンパクトながらもまとまりのあるおしゃれな空間をつくっています。
内装は、様々な素材を組み合わせて洒落感を持たせました。
床は、カーペットからリアルな木目色が特徴的なフローリングに変え、柱には、本物のレンガのように濃淡や凹凸が出るブリックタイルを採用、ワーキングチェアやソファにはファブリック素材を取り入れました。
30坪という限られたスペースですが、ワーキングテーブルをランダムに設置することで、自由な居心地の良い空間になっています。
小規模オフィスデザイン事例(18坪):機能性もグッドな洗練された家具

限られた面積の中で家具やスペースの配置を工夫し、必要な機能を確保しながら圧迫感を抑えています。
オフィス家具は、最近人気の高い「KANADEMONO」というブランドのテーブルを取り入れました。
こちらは、木材の天板と金物の脚を組み合わせたおしゃれなデザインながらも、配線収納という機能性も兼ね備えており、カフェ風オフィスを作るのにピッタリのアイテムです。
ドアやフレームに黒を入れることで、よりスタイリッシュな雰囲気が高まりました。
エントランスから続く廊下の両サイドには、グラデーションシートを貼ったガラス窓を取り入れることで、プライバシーを確保しながらも自然光が入る明るい空間になりました。
小規模オフィスデザイン事例(38坪):開放感のある透明ガラスの間仕切り

空間を必要以上に細かく区切らず、視線の抜けをつくることで、実際の面積以上に開放感を感じられるオフィスにしています。
ホテルラウンジのような上質感が内装テーマとなっています。
自社ビル1階エントランスは、、柔らかなストーン調タイルとホワイトクロスを壁面に施すことで、高級感のある雰囲気にまとめました。2階のワークスペースは、和モダンな応接室や、会議室、隠し扉を施したレンタルスペースなどを作りました。広いシャワーブースがあるのも特徴的です。
小規模オフィスデザイン事例(20坪):元々の作りを生かした最小限の内装

家具のサイズや配置を工夫し、限られたスペースを有効活用しながら、すっきりとしたデザインにまとめています。
オフィス物件そのものがデザイン仕様になっているということもあり、必要以上に手を加えず設備を生かしました。
キャビネットは背の低いタイプを採用することで圧迫感がでないようにしました。
トイレ・水廻りの入り口は、目隠ししながらも閉塞感を避けるべく、通常のドアではなくウエスタンドアを取り付けました。
※下記の記事では、20坪以下のオフィスデザイン事例をまとめてご紹介しています。
小さい事務所・小規模オフィスに関するよくある質問

Q. 小さい事務所をおしゃれに見せるには?
小さい事務所をおしゃれに見せるには、内装や家具の色・素材に統一感を持たせながら、空間を広く見せる工夫を取り入れることがポイントです。
明るい色をベースにする、背の低い家具を選ぶ、間仕切りを減らして視線が抜けるレイアウトにするなど、圧迫感を抑えることで、限られたスペースでもすっきりとしたおしゃれな印象にできます。また、壁面やデッドスペースを収納として活用し、物が目に入りすぎない空間にすることも大切です。
Q. 狭い事務所におすすめの色は?
狭い事務所には、白やベージュ、ライトグレーなどの明るい色がおすすめです。明るい色を壁や床などのベースカラーに使うことで、圧迫感を抑えて空間を広く見せやすくなります。
すべてを同じ色にするのではなく、木目などの素材やアクセントカラーを部分的に取り入れると、空間にメリハリが生まれます。色数を増やしすぎず、内装と家具の色味・素材に統一感を持たせることがおしゃれに見せるポイントです。
Q. 小さい事務所の家具はどう選ぶ?
小さい事務所では、必要以上に大きな家具を置かず、空間に合ったサイズや高さの家具を選ぶことが大切です。
特に、背の低い収納やコンパクトなデスクなど、視線を遮りにくい家具を選ぶと圧迫感を抑えられます。また、内装と家具の色・素材を合わせることで、限られた空間でも統一感のあるデザインにできます。市販の家具ではスペースを有効活用しにくい場合は、空間に合わせてサイズを調整できる造作家具を取り入れる方法もあります。
- この記事の監修者
- 株式会社ワーク代表取締役 インテリアコーディネーター
- 坪内雅彦
- 中小企業様のオフィス設計、内装工事を35年以上、従事しています。オフィスの新規開設、改装、移転での業務を設計、工事、家具、引越しまでワンストップでサービスを提供しています。
オフィスの機能性とデザイン性を追求して、一つ一つのオフィスに対してより働きやすい環境創りをこころがけています。本サイトにて、手がけた500社以上のオフィスデザイン事例をもとに役立つオフィス創りのノウハウを配信中しています。
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