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弁護士事務所の内装において、よくある課題と解決策5選

弁護士事務所の内装デザインをご依頼いただく際、“新しい事務所において、この点だけはクリアしたい”または、“前の事務所ではこの部分がずっと気になっていた”というような、士業のオフィスならではの問題をご相談頂くことがあります。

そこで今回は、これから独立して新しく弁護士事務所を作られる方や、今の事務所を移転・リノベーションしようとお考えの方向けに、内装についてよくある5つの課題とそれぞれの解決策を解説します。

目次

弁護士事務所の内装でよくある課題①:音漏れする

弁護士事務所の内装において、よくある課題と解決策5選

弁護士事務所の内装においてよくご相談頂くこと、1つ目は音漏れについてです。

弁護士事務所をはじめ士業のオフィスにおいて、防音は大変重要です。しかし多くの物件は、一般的な防音レベルとなっているため、業務スペースの音が響いたり、会議室の声などが外に漏れたりと、防音度合いが不十分なことがあります。

特に最近は、照明やエアコンの位置を自由に変更しやすいように、天井の素材をライトなものにしていることが多く、天井からの音漏れがしやすくなる傾向があるため注意が必要です。

クライアントと安心して話せる事務所環境を整えるためにも、壁・天井・ドアにおいて、遮音・吸音効果のある素材を採用することや、各所の“すき間”から音漏れしないか、といったことを事前にチェックしておくことが大切です。

また、現在の事務所における防音性を高めたい場合には、壁や天井にグラスウールを補填する、ドアの素材を変える、壁やドアのすき間に防音のパッキンを挟むなどといった改善方法があります。まずは専門業者に相談した上で、どこから音漏れしているかを確認してみましょう。

※以前弊社が内装を手掛けた法律事務所の中にも、既存の壁にグラスウールを追加してふかし壁にし、防音機能を高めた事例があります。
「居抜き物件に信頼感が高まるリフォームを施した法律事務所のデザイン事例」

弁護士事務所の内装でよくある課題②:セキュリティが弱い

弁護士事務所の内装において、よくある課題と解決策5選

弁護士事務所の内装においてよくご相談頂くこと、2つ目はセキュリティに関する不安です。

弁護士事務所や会計事務所といった士業の事務所では、個人・法人含め多種多様な機密事項を取り扱っており、またそれらを紙で管理しているところも多いため、セキュリティ対策が大変重要です。

最近は、個人情報保護の意識が高まっていることもあり、特に新しい大手オフィスビルでは、入館ゲートや入退室管理システムを完備するなど、セキュリティを強化しているところも増えてきています。しかし、やはりまだ十分でない物件や、一旦フロアに降りると、誰でもオフィス内に入れてしまうオフィスビルがほうが多いのが現状です。

自身の事務所からクライアントの個人情報が流出する、などといった不祥事を起こさないためにも、セキュリティは強化しておく必要があります。

具体的には、エントランスに監視カメラを設置する、最新の入退室管理システムを導入する、カギ付きの書類棚を導入すると言った方法があります。また最近は、スマホアプリで部屋の入退や収納の開閉を一括管理し、履歴を残せるといった最新システムもありますので是非チェクしてみてください。

また事務所のレイアウトにも注意しましょう。
立地によっては、機密事項を保管している書類棚を窓から遠い位置にレイアウトする、あるいは、窓にカーテンやブラインドをつけるといった対応が必要な場合もあります。

弁護士事務所の内装でよくある課題③:プライバシーを確保したい

弁護士事務所の内装において、よくある課題と解決策5選

弁護士事務所の内装においてよくご相談頂くこと、3つ目はプライバシー確保についてです。

弁護士事務所におけるプライバシーには2種類あります。

一つは、来社するクライアントに対するプライバシーです。
これはまず、事務所内の導線を意識したレイアウト設計がポイントとなります。
クライアント同士、または事務所関係者とクライアントが接触しないように、できる限りエントランスと近い位置に会議室をレイアウトするのがよいでしょう。

また会議室の内装ついても、透明ガラスを間仕切りにしている場合には、フィルムを貼ったり、すりガラスにしたりして中にいる人が特定できない工夫をすることが大切です。

もう一つは、事務所で働く弁護士の方のプライバシーです。
これは業務スペースのレイアウトがポイントとなります。
一般的なオフィスデザインのトレンドは、オープン且つペーパーレスな空間ですが、弁護士事務所の場合は、業務の特性上やはり専用棚つきのブース型レイアウトを好まれる方が多いようです。

所属する先生にとって働きやすい環境を整えるためにも、120℃型の大きめのデスクと収納棚を組み合わせてプライベート感のある個別ブースを作るのがおすすめです。

弁護士事務所の内装でよくある課題④:書類・書籍が収まらない

弁護士事務所の内装において、よくある課題と解決策5選

弁護士事務所の内装においてよくご相談頂くこと、4つ目は書類・書籍が収納棚に収まらず散らかってしまうということです。

この問題を解決するためには、事務所物件を選ぶ前に必要な収納量を計算しておくことが大切です。

書類・書籍の量は、ファイルメーター(fm)で測ることができ、A4サイズの用紙が1m積み上がると1fmとなります。

このファイルメーターを元に、現在の書類・書籍量と今後の想定される増加分を図り、それらの収納スペースが確保できる広さの物件を選ぶことが大切です。

今の事務所において整理整頓したいという場合には、書籍専用ラックやサイズオーダー式の本棚を導入するのがよいでしょう。ムダなすき間がなくなるので、広さを変えずに収納スペース増やすことができます。

弁護士事務所の内装でよくある課題⑤:会議室が足りない

弁護士事務所の内装において、よくある課題と解決策5選

弁護士事務所の内装においてよくご相談頂くこと、5つ目は会議室が足りないということです。

クライアントと直接対話する機会の多い弁護士事務所では、小会議室が複数必要となります。

事務所を新しく作る際にはこのことを認識した上で、レイアウトを考える必要があります。最近トレンドの完全個室型のワークブースを導入するという方法もあるでしょう。ワークブースは一人用だけでなく、複数人収容できる会議室タイプもあるのです。

今の事務所の中で会議室を増やしたい場合には、大会議室に間仕切りを立てて部屋を分割するという方法があります。また、業務スペース内にミーティングスペースを作って、社内会議はそこで行うようにするなど、使い方の工夫で解決できることもあります。

※その他、法律事務所の内装デザインについて包括的に知りたいという方は下記の記事も合わせてご覧ください。
「法律事務所をオフィスデザインする上で押さえておきたい3つのポイント」

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