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事前に必ず確認しておきたい!オフィス内装工事の保険と補償について

工事中の保険と補償は、オフィスの内装工事において最も見逃されやすいチェックリストです。

オフィスの内装工事は、通常熟練した職人が行うため安心・安全なものというのが大前提なのですが、万が一という可能性がゼロではありません。
最近は、工事中も同じフロア内に仮オフィススペースを作って業務を続けられるケースも多く、社員の方が工事中の事故に巻き込まれるかもしれません。
また、人的な過失だけでなく天災や盗難などやむを得ない損害も起こり得ます。

そこで今回は、オフィス内装工事において必要だと考えられる保険・補償の内容について詳しく解説すると共に、オフィスデザイン会社に事前に確認しておくべき3つのポイントをご紹介したいと思います。

目次

オフィス内装工事に必要な保険・補償とは?

事前に必ず確認しておきたい!オフィス内装工事の保険と補償について

オフィス移転や内装リフォームを行う際には、様々な業社が連携して工事を行うこととなります。
壁、床、天井の施工工事、電気工事、空調工事、防災・防犯工事、電話・LANネットワーク工事など、リフォームの内容によって関わる業種や数は変わってきます。

工事中、何か不測且つ突発的な事故があった時にどのような補償をうけられるのか、オフィスデザイン会社や内装請負業社などに確認しておくようにしましょう。

オフィス内装工事においては、下記の2種類の保険をカバーしておくのが安心だと弊社では考えています。

●工事保険
・工事現場における保険対象に生じた、火災・盗難・破損・その他不測且つ突発的な事故などの時に適応される保険です。
・保険の対象は、①工事の対象物②工事現場にある工事用の動産です。

●賠償責任保険
・工事中や引き渡し後、法律上の損害賠償責任を負担する場合の保険です。
・工事の管理不備によって他人が怪我をしたり、工事の欠陥によって後日事故が起きたりした時に補償を受けられるものです。

実際の保険の種類や補償内容などについては、保険会社や契約プランなどによって異なりますので、内容は事前に確認にしておくことが大切です。

【弊社の契約保険で解説】オフィス内装工事における補償内容

事前に必ず確認しておきたい!オフィス内装工事の保険と補償について

弊社では、下記2種類の保険を契約しており、弊社にて取り仕切る全てのオフィスの内装工事においてそれらが適応されるようになっています。

●工事保険
工事現場における以下のような不測且つ突発的な事故により損害が生じた場合に補償を受けられる保険です。

事故例、
・火災・落雷・破裂・爆発
EX:建設中の建物が放火により焼失した

・風災・雹災・雪災・火災(地震は対象外)
EX:台風で建設中の建物が浸水した

・盗難
EX:工事現場に保管していた工事用材料が盗まれた

・作業の取り扱い上の過失
EX:工事現場で台車の操作を誤り、建設資材を落下させ破損した

・設計、施工、材質または製作の欠陥
EX:柱に使用していた木材の材質の欠陥によって建設中の建物が倒壊した

また特約(オプション)として、下記の内容も補償されるようになっています。
・支給材料補償特約
EX:家電品の据付作業中に誤って家電品を破損した

・工事資材等輸送危険補償特約
EX:工事現場への輸送中にトラックが柱に衝突し積んでいた資材が破損した

<補償金額及び期間>
・1回の事故につき、請負金額まで支給されるようになっています。
・支払回数や1年間の限度額も制限がありません。
・本保険の補償は、工事開始日からオフィス引き渡し日までの間です。

●賠償責任保険
賠償責任保険では、以下のような事故での法律上の損害賠償責任を負担する場合に補償を受けられる保険です。

①施設・事業活動遂行事故の補償
施設の管理不備等による事故や業務の遂行により生じた賠償責任の補償

・施設の管理不備による事故
EX:管理ミスで資材置き場の材木が倒れ、近くにいた通行人が怪我をした

・業務中の事故
EX:建設現場から工具が落下して、通行人が怪我をした

・作業場内専用車による事故
EX:作業場内においてフォークリフトを運転中、ハンドル操作を誤り、他人の財物を破損した

②生産物・完成作業事故の補償
製造・販売した生産物または行った仕事の結果が原因となって生じた賠償責任の補償

・生産物による事故
EX:販売した建設資材に欠陥があり、購入したお客様が手に傷を負った

・仕事の結果による事故
EX:配管工事にミスがあり、工事の1ヶ月後、水漏れ工事が発生した

・仕事の結果による事故
EX:外装工事にミスがあり、工事の1週間後タイルが剥がれて通行人が怪我をした

③管理家財物事故の補償
作業対象物や支給財物に発生した損害の補償

・作業対象物に発生した損害
EX:点検作業中の配管を誤って破損した

また特約(オプション)として、下記の内容も補償されるようになっています。

・財物損壊を伴わない、使用不能損害事故補償特約
EX:ガス管改修工事のミスによりガス漏れが発生し、爆発の恐れがあったため近隣の工場が営業休止に追い込まれた

・被害者治療費用補償特約
EX::道路工事中、通行用の鉄板の上を通りかかった人が転倒怪我をした。
法律上の賠償責任は発生しなかったが、治療費用を負担した

・生産物・仕事の目的物損事故補償特約
EX:エアコン据付業者のミスが原因で、取り付けたエアコンが2週間後に落下し床と共にエアコン本体が破損した

・事故対応費用補償特約
EX:数週間前に施工した建物から雨漏りが発生し、施主から損害賠償請求があり原因究明のため調査費用が発生した

<補償金額及び期間>
・対人・対物両方が対象です。
・1事故及び1年間の補償金額は1億円です。
・本保険の補償は、工事開始日から引き渡し後も補償対象となります。
(ただし、事故の原因が工事の不備か又は古いことが原因なのかは、調査しての判断になります。)

※実際に保険を適応する際には審査があり、内容によっては補償されないこともございます。 ※上記は、2021年5月18日時点における弊社の契約保険内容です。 契約プランや補償内容については、適応時の保険会社との契約内容及びプラン内容によって異なることがございますので、予めご了承ください。

こんな場合はどうなるの?ケースで分かる適用保険と補償について

ここからは、オフィス内装工事において実際に起こりうる事故と対象保険について
ケース別に解説したいと思います。

●ケース1:オフィスの改装工事中に、取付不良により取り付けていたパネルが倒れてお客様が怪我をした
→賠償責任保険の対象となります。

●ケース2:オフィス内装工事後に、施工不良によりトイレで水漏れが発生し、下のフロアまで水漏れしてしまった
→賠償責任保険の対象となります。

●ケース3:エアコンを据え付けた壁の壁紙が取付不良によりエアコンから出てきた水で濡れてしまった
→賠償責任保険の対象となります。

※上記のケースにつきましては、詳細や審査などを省略して解説しております。 実際には、プロの保険調査員が調査した上で補償内容などが検討されることとなります。

オフィスの内装工事を行う際に確認しておきたい3つのポイント

事前に必ず確認しておきたい!オフィス内装工事の保険と補償について

オフィス内装工事における保険や補償の内容は、オフィスデザイン会社や各施工業者によって異なります。
安心して、オフィス移転やリフォームを進めるためにも内装工事を契約する際は、事前に下記の内容を確認しておくことをオススメします。

●補償内容
オフィスデザイン会社、あるいは施工業社が契約している保険の内容を確認しておきましょう。
すべてを把握する必要はありませんが、上記で解説した内容を参考に、最低限の補償がカバーされているかどうかを事前に知っておくことが大切です。

●補償金額
実際に事故があった際に補償される上限金額を確認しておきましょう。

●補償が適応される期間
工事中はもちろんのこと、工事後に事故が発生する可能性もあります。
賠償責任保険においては、引き渡し後も補償対象となるか確認しておきましょう。

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