全てを半分にスリム化!内装転用でコストカットしたオフィス縮小事例
今回ご紹介するのは、自動車部品製造業をグローバルに展開されていらっしゃる外資系企業様のオフィス縮小事例です。
リフォーム前のオフィスも弊社がデザインさせて頂いている、リピートのお客様です。
※以前のオフィスはこちらのWebページでご確認ください。
元々150坪あったフロアの半分を返却し、オフィス家具や各種設備もすべて半分に減らすという方法でオフィス縮小を実現しました。
また、随所で元々の内装を転用することでリフォームコストを削減しました。
“オフィスの使われていないスペースを減らし、スリム化を実現したい”とお考えの方にぜひご参考にして頂きたいオフィス縮小事例です。
今回は、同じオフィスフロア内での縮小リフォームということで、デザインよりレイアウトの組み換えや、引っ越し作業、インフラ工事などが中心となりました。
同じフロアを半分に縮小 オフィス面積を150坪→70坪へ
こちらは、リフォーム前のオフィスレイアウト図です。
元々150坪だったフロアを赤線の部分で区切り、右半分を新しいオフィスとし、左半分をビルへ返却することになりました。
社員用の業務座席数は変えずに、4つあった会議室1つに減らし、中央にあったフリースペースやエントランスのショールームを無くしました。
オフィス家具も約半分を廃棄しています。
コストを押さえるために、照明やパーティション、床材、オフィス家具はリフォーム前から使っているものを転用しています。
コンパクトにまとめたエントランス
こちらは、新しいエントランスです。
企業サインは、サイズを調整する必要があったため新しく作り変えました。
オフィスは、同社のマーケティング/営業組織として活動されているZANA corporation様と一緒に使用されています。
リフォーム前のエントランス
こちらはリフォーム前のエントランスです。
同じスペースに設置していたミーティングスペースや、自社商品のショールームは今回のリフォームを機に無くしました。
個人ブース型の業務席
こちらは、ZANA corporation様の新しい業務スペースです。
“社員が業務に集中できるような環境を作りたい”と“コロナ対策”のご要望があったため、1600mmのパーティションを新しく導入して個別ブースを作りました。
テーブルやイスは、すべてこれまで使用していたものを転用しています。
オフィス縮小においては、レイアウトの工夫が大変重要です。
通路幅を最小限にしつつ、スムーズな導線を確保する必要があります。
こちらはBOS Automotive Japan様の新しい業務スペースです。
同社のご要望に合わせてオープンなレイアウトになっています。
こちらもオフィス家具はすべてこれまでのものを転用しています。
リフォーム前の業務スペース
こちらはリフォーム前の業務スペースです。
元々は、ローパーテーションで区切られた背中合わせのレイアウトでした。
コンパクトなフリースペース
こちらは新しいフリースペースです。
ソファやクッション、ロールカーテンなどは以前のものを転用しています。
床の木目調タイルは、エントランスに敷いていたものを転用しています。
奥には、既存のパーティションを活用して社長室を作りました。
ドアを作らない半個室にすることで、防災工事などの必要がなく、手軽にプライベート空間を作ることができます。
リフォーム前のフリースペース
こちらはリフォーム前のフリースペースです。
2社それぞれの業務スペースの真ん中にレイアウトされていました。
2社共有の会議室
こちらは新しい会議室です。
テーブル、チェア、スクリーンなどはこれまでのものを転用しています。
リフォーム前の会議室
こちらはリフォーム前の会議室の一つです。
元々会議室は、大・小合わせて4つあったのですが、リフォーム後は1つに減らし、2社で共有されています。
今回は、回線工事に工夫が必要でした。
分電盤が明け渡す側のフロアに位置していたということもあり、回線の通し方について、お客様、ビル関係者、設備工事業社と相談しながらベストな方法を探りました。
ただ、以前の工事から弊社が長くおつきあいのある同じ業社に依頼していたとうこともあり、複雑になりがちな工程もスムーズに進めることができました。
- お客様
- BOS Automotive Japan株式会社
- 業種
- 自動車関連部品メーカー・開発・生産・QCDM
- 工事範囲
- エントランス、会議室、業務スペース、休憩スペース
- 坪数
- 50坪
- 設計打合せ
- 約3ヶ月
- 工事期間
- 約1.5ヶ月
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