自然光を活かしナチュラルで洗練された空間へ…オフィスリノーベーション事例
今回ご紹介するのは、医療用医薬品企業に向けのデータ分析や戦略立案・構築、コンサルティング事業などを展開されていらっしゃるお客様のオフィスデザイン事例です。
1年前、弊社が隣のテナント工事をしている最中に、工事案内を見てお問い合わせ頂いたのがおつきあいのきっかけでした。
当初は、デスクの入れ替えとパントリーの造作を行ったのですが、今年の始めに、全面リノーベーションされたいとのご連絡を頂きオフィスをデザインさせて頂くことになりました。
新しくなったオフィスは、お客様のコーポレートカラーであるブルーを基調としたナチュラルで洗練されたオフィスになりました。
特に、透明ガラスのドアからも緑の景観が見渡せるエントランスは、明るく開放感があって来社されるすべてのお客様を温かく迎え入れる空間です。
“信頼感が持てるようなオフィスへリノベーションしたい”とお考えの方にぜひご参考にして頂きたいオフィスデザイン事例です。
こちらはエントランスです。
これまでのエントランス位置を変えるために、お客様にて賃貸スペースを拡大されました。
エレベーターホールの光を遮らず、また窓からの外観を妨げないように、透明ガラスのドアを採用し、より自然で明るい印象になるように木目素材のフレームを合わせました。
ドアは元々全面ガラスだったのですが、セキュリティーツールを設置するために、親子ドアの子ドアはパネルタイプにしました。
ダウンライトは、ナチュラルな雰囲気を妨げないようにシンプルなものを採用しました。
社名板は、透明アクリルにカッティングシートを合わせて切文字にしています。
こちらは、エントランス正面の窓です。
明るく大きな窓からは、緑の景観が見渡せます。春には桜も楽しめるそうです。
こちらのオフィスは、大変日当たりが良く、季節や時間帯によっては空間温度が上がりすぎることもあるので、ブラインドを設置しました。
ニチベイの「クレールグランツ」というアイテムを採用しています。
壁は落ち着きのあるブルーで、空間全体を引き締めました。
こちらは、エントランスに設置した社員の方用のワードローブです。
エントランス空間の雰囲気に溶け込んだ、ナチュラルな木目のものを造作で作成しました。
こちらは、16名分の業務スペースです。
3つのL字デスクを対面で合わせ、4つの島型にレイアウトしました。
デスクはイトーキのものを採用し、チェアはこれまで使用されていたものを転用しています。正面のパーティションは、座った時に顔が隠れる高さになっているので、コロナ対策も万全、これまで設置されていた側面のパーティションは取り外し、オープンな空間にしました。
各デスクには、造作の吊り棚を設置しました。パーティションに引っ掛けるだけでの簡単に取り付けられるタイプのものです。
窓際には、スタンディング作業が可能なローキャビネットを設置しました。
下は雑誌などが収納できるようになっています。
こちらは、イトーキの昇降型、作業内容に合わせて高さを調整できます。
床は、東リのGAシリーズをデザイン貼りしました。
コーポレートカラーやオフィス家具のブルーの色味に合わせて色味をコーディネートしました。
こちらは大会議室です。
壁と壁の間には遮音性を高めるグラスウールを補填して防音性を高めています。
右の壁の白い部分は、耐久性のあるガラスボードになっておりマグネット対応のホワイトボードとしても使用できます。
フィグラのものを採用しています。
床は、ブルーをポイントにデザイン貼りしています。
企業HPに使われていたグラフィックデザインを参考に考案しました。
お客様からは、大会議室は明るい雰囲気にされたいとのご要望がありましたので、デスクは木目の美しさが映える、コクヨのSAIBIというシリーズを採用、チェアはこれまで使用されていたものを転用しています。
正面には、TVを使ってリモート会議などができるよう、カメラとマイクが一体型となったロジクールカンファレンスシステムを設置しました。
TV下の収納棚は、デスクの色味・デザインと合わせて造作しています。
こちらは小会議室です。
こちらは、白とブルーを基調にしたデザイン性の高い空間にしました。
床のカーペットも、他の部屋に比べるとブルーの色味が濃く、テーブルの白を際立たせるデザインになっています。
反対側の壁には、インターネットで購入した壁掛け式のホワイトボードを設置しました。
ペントレイのみ造作しています。
こちらは副社長室です。
デスクはUSMハラーを採用し、サイズは特注で壁の色味もデスクに合わせて選びました。
床のカーペットは、業務スペースとの繋がりを意識した濃いグレーのシックな色味を採用しました。
こちらの壁にもミニサイズのガラスのホワイトボードを設置、ペントレイは造作しました。
こちらは社長室です。
床のカーペットは、グレードの高い東リのGXシリーズを採用、
オフィス家具はすべてこれまで使用されていたものを転用しました。
こちらは副社長室です。
今回コロナ対策の一貫として、ロッカーを増設しました。
社員の方のスーツが収納されています。
上部には、設置したロッカーの形状に合う収納棚を設置し、スペースを有効利用しています。
今回のオフィスリノベーションを行うにあたって、お客様から事前に「オフィス環境改善プロジェクト2020」という資料をご提供頂きました。
その資料には、社員の方々が感じられていた“限られたスペースをどのように活用すべきか?”といった課題&解決案や、ご希望のオフィスデザインやレイアウト、必要設備などがリノーベーションリストとしてまとめられていました。
また、新しいオフィスのデザインイメージも、弊社サイトや検索サイトでピックアップされ事例写真としてご共有いただいていました。
その結果、弊社としてもお客様のご要望を素早く正確に把握することができ、ご要望に合ったオフィス家具やレイアウトのご提案、さらにより良くするためのご提案へと繋げることができました。
- お客様
- サイニクス株式会社
- 業種
- 医療用医薬品企業の戦略立案のためのデータ分析や構築、コンサルティング事業
- 工事範囲
- エントランス、会議室、業務スペース、副社長室、社長室
- 坪数
- 約62坪
- 設計打合せ
- 6ヶ月
- 工事期間
- 1ヶ月
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