窓からの絶景を活かした開放感あふれるオフィスデザイン事例
今回ご紹介するのは、通販・ECのダイレクトマーケティング支援事業を展開されていらっしゃるお客様のオフィスデザイン事例です。
Webサイトへお問い合わせ頂いたのをきっかけに、オフィス内装をお手伝いさせていただくこととなりました。
“明るい雰囲気にしたい”というお客様からのご要望を元にデザインした空間は、東京オペラシティ高層階からの絶景を最大限活かした、開放的なオフィスとなりました。
“社員が自然と出社したくなるような、居心地のよいオフィスを作りたい”とお考えの方に
ぜひご参考にして頂きたいオフィスデザイン事例です。
オフィスデザインに関するお客様からのご要望
お客様からは、デザイン性の高いオフィスというよりは、物件そのものの作りや立地の良さを活かした働きやすい場所を作りたいとのお話を頂いておりました。
また、増員を予定しているというお話もありましたので、仕切りすぎずフロアを広く使った空間をデザインし、必要に応じて座席数を増やせるレイアウトを組みました。
家具については、転用と新調を組み合わせていますが、新調したものは「オカムラ」を中心にセレクトしています。お客様と一緒にショールームを見学しながらご提案させて頂きました。
エントランス
こちらはエントランスです。
新しいオフィスの象徴的な存在になっているR壁です。
様々なデザイン案をご覧頂く中で、一番お客様に気に入って頂いたため採用しました。
木目柄が明るいトーンなので、空間全体が明るい雰囲気になります。
床は、モルタル調の塩ビタイルを貼りました。
ミーティングスペースへと続く通路は、ダウンライトを白壁に当てることで光を集め、進む人を自然と奥へと誘導できるようにしています。
最近リニューアルされた社名と企業ロゴは、切文字にしてピンで浮かせています。
ミーティングスペース
こちらはミーティングスペースです。
エントランスから続いているR壁は、エフジーボードを2層貼りして造作しています。ジョイント部分で凸凹が出ないように調整しながら施工しました。
正面に設置している社名版は、お客様にてデザインされたものです。
家具は、脚のデザインがおしゃれな「アルテック」のカアリテーブルに、「ヴィトラ」のチェアを合わせました。
床は、モルタル調の塩ビタイルから緑混色のカーペットへとR状に切り替えて、会議室への流れを作りました。
こちらは会議室へと続く通路です。
壁の絵画は、お客様にてセレクトされたものです。光を集めるために壁に当てたダウンライトが、ちょうどスポットライトの役割も果たしています。
会議室
こちらは、中会議室です。
お客様から“透明ガラスで仕切りたいけど、室内は見えないようにしたい”とのご要望がありましたので、下部が透明になるようにグラデーションフィルムを貼りました。
自然光が入る明るい雰囲気はそのままに、目隠しもしっかりできています。
また、床に近い下部は透明ガラスのままなので、ミーティングスペースから続くカーペットの緑混色が映えて、統一感が生まれています。
中会議室のテーブルは、「オカムラ」のプリシードです。ミーティングチェアは、「オカムラ」のモードをベージュ・白・黒の3色で合わせました。布張りの柔らかいデザインのチェアです。
壁に設置したガラスボードはホワイトボードとして使用できるものですが、事務的にならないようにブラウンカラーをセレクトしました。
大会議室
こちらは大会議室です。
この部屋は、窓からの景色を損なわないということを最も意識してコーディネートしました。
テーブルは中会議室と同じ「オカムラ」のプリシードですが、サイズが大きく天板の木目が濃いものを選びました。ミーティングチェアも中会議室と同じ「オカムラ」のモードですが、こちらはシンプルに白で統一しました。
こちらの会議室ではプロジェクターやPC画面を投影されるということで、ガラスボードは映りやすさを考慮して白をセレクトしました。
業務スペース
こちらは業務スペースです。
業務スペース内には、今後増員の際にデスクがおかれるエリアに臨時にソファ席をつくり、リラックスして打ち合わせや休憩ができるようにしました。
家具は、以前のオフィスからの転用です。
業務スペースの座席数は58人分ありますが、デスクとイスを追加することでさらに増やせるレイアウトになっています。
床はビル備え付けのものを一度すべて剥がした上で、既存のもの、ダークグレー、ライトグレー3種類のカーペットをミックスして、デザイン貼りし直しました。
社員の方向けのデスクは、「オカムラ」のフリ-ウェイ、チェアは、「オカムラ」のシナーラです。
代表の席には、「オカムラ」のグレースラインデスクと、レザー仕様でフルバックデザインのコンテッサチェアを採用しました。
リフレッシュスペース
こちらはリフレッシュスペースです。
晴れた日には富士山が見えるという最高の展望を楽しめるよう、窓側にカウンターテーブル造作しました。「ヘイ」のスツールチェアを合わせています。
上部には「フライミー」のペンダントライトを吊り下げました。
ソファは「カリモク」のニュースタンダード、ロ-テーブルは、2つを繋げても別々でも使えるインダストリアル調デザインのものを合わせました。
こちらの喫煙ブースはお客様ご自身で手配されたものです。
こちらはリフレッシュスペースにある本棚です。
元々くぼみがあった壁面に天板を取り付けて造作しました。
腰の高さに合わせて奥行きのある天板を取り付けて、カウンターテーブルを作りました。
ここで読書ができるようになっています。
こちらのダストボックスとキッチンキャビネットは、お客様ご自身で手配されたものです。
床は、グリーン系のカーペットを組み合わせてカラフルにし、人がいなくてもリフレッシュスペースが寂しくならず、にぎやかな雰囲気を維持できるようにしました。
キッチンカウンターの床部分は、水滴が落ちてもすぐ拭き取れるように塩ビタイルを敷いてます。
今回は、オフィスビルの規定により、音の出る工事がすべて23時以降に行われました。
また、電気・空調・スプリンクラーなどといったB工事はビル指定業者であったため、効率的且つ滞りなく進めるために、綿密にスケジュール調整を行いました。
1週間の深夜工事やR壁の大規模な造作など、慎重な作業が必要となる工程もありましたが、計画通りに完成し、お客様からは“これで人が増えても安心です!”といったお言葉も頂けて、弊社としてもホットしております。
- お客様
- 株式会社ダイレクト・ホールディングス
- 業種
- 広告代理店
- 工事範囲
- エントランス、業務スペース、フリースペース
- 坪数
- 150坪
- 設計打合せ
- 約2ヶ月
- 工事期間
- 約1ヶ月
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