“商品がキレイに見える工夫”を施したヴィンテージ店舗のリフォーム事例

店舗リフォームに関するお客様からのご要望

外からもきれいに商品が見えるヴィンテージショップの外観

今回のリフォームにあたって、お客様からは2つのご要望がありました。
1つ目は、商品がきれいに見えるようにしたいということ。店舗では、ヴィンテージを中心とした高級品を取り扱っていらっしゃるということで、それらの魅力がきちんと伝わるような店舗内装に整えたいということでした。
特に夜は、光の影響で外から商品が見えづらくなるため、クリアに見えるよう工夫したいとご要望をいただきました。

2つ目は、防犯性を高めたいということ。前述の通り、高額な商品を多数置いているということで、セキュリティを強化したいというご要望を頂きました。

部分的な改装でリニューアルしたクラシカルな店内

部分的なリフォームで全体をスッキリと、そして洗練されたレトロ空間に･･･

こちらは店内です。
コンクリートむき出しの壁や、深みのあるフローリング、レトロ感のある飾り棚など、元々のクラシカルな店舗の雰囲気はそのまま活かしつつ、天井の配線を減らして色味を統一させたり、ハンガーパイプを天井から設置したりといった部分的なリフォームを施すことで、空間全体をスッキリさせました。

また、照明の器具や光の色を統一させると同時に、店舗全体が明るく、そして商品がきれいに見えるように光のあたり方も工夫しました。

商品をすっきり見せる真鍮のハンガーパイプ

真鍮素材のヴィンテージ感を演出するハンガーパイプ

奥に見える、天井から吊されているパイプがハンガーパイプです。
店舗中央に設置しているテーブルのフレーム装飾に合わせて、真鍮素材を採用しました。
リアル素材なので、経年劣化とともに味のある風合い変わっていきます。

ハンガーパイプの下にある飾り棚は、元々あった棚と同じものを造作しました。

アレンジすることでヴィンテージ感が増した既存の飾り棚

照明を変えたり塗装を加えたりしてアレンジしたアンティークな飾り棚（after）

元々あった飾り棚は、下部の扉部分の棚版に手書きでエイジング塗装をして、フローリングのアンティークな素材感とマッチするようにアレンジしました。

また、棚内部に設置されていた間接照明も、奥の商品が明るく照らされるラインテープに差し替えました。

アレンジ前の飾り棚（Before）

ヴェンテージの深みある店舗の雰囲気を高める照明の工夫

照明の種類・明るさ・角度を整えて光をコントロールした店内

照明は、スポットライトの器具の色がバラバラだったため素地のものに統一しました。
素地とは、本体のアルミ部分に塗装をしていない、元の素材のままになっているもののこと、ヴィンテージ空間にマッチする色味です。

同じ素地のスポットライトで光の広がる角度の違う2種類のスポットライトを使い分け、角度の広いもので店舗全体を照らし、角度の狭いもので陰影を作るよう、設置方法を工夫しました。

また窓際は、自然光によって内部が暗く見えやすいため、より明るいタイプものを採用しています。

空調も、ライティングレールや照明器具に合わせてシルバーに塗装、配管にもシルバーテープを巻くことで統一感が出るようにしました。

レトロ空間にマッチした床や壁の内装は以前のまま

高級感のあるゴールドフレームの外観

オリジナルのガラスフィルムが光る外観

外観は、高級感のあるゴールドのシートを貼りました。
ガラスには、グラフィックデザイナー（Beyaz Design 森田 紀子氏）がデザインした、オリジナルのデザインフィルムを貼っています。

グラフィックデザイナーがデザインした新しいロゴ

店舗ロゴも、同じグラフィックデザイナーがデザインして新しくなりました。
落ち着いたクラシカルなゴールドで彩られたおしゃれなデザインです。
こちらは公式ロゴとして、ショップカードやショップバッグにも使われています

店舗の入り口に貼っているサインのみ、ブラックで縁取ってデザインを際立たせています。

大事な商品を守るハイクオリティな防犯フィルム

様々な防犯対策が施された店舗の外観

今回のご要望の一つである防犯性の強化。元々セコムや防犯ゲートは設置されていましたが、さらに防犯フィルムをガラス部分に貼ることで増強しました。

今回採用したのは、クオリティの高い防犯フィルムです。
透明のフィルムを内側から貼っているため、見た目にはまったく分かりません。

完成した店舗をご覧になられたお客様からは、“お店がきれいになって嬉しいです！”というお言葉をいただき、弊社としても大変うれしく感じています。