景観の良さを活かした広がりのある空間…開放感のあるオフィスデザイン事例

エントランスからの抜け感を活かしたオフィスレイアウト

4つのゾーンにゆるりとエリア分けした抜け感のあるオフィス空間

移転先のオフィスは、元々3面窓になっていて見晴らしがとても良い空間だったため、それを活かしたオフィスデザインにしたいというのがお客様と弊社の共通の思いでした。

特に、エントランスから窓の外に続く直線的なラインを大事にしたかったので、そこでだけ床に木目調の塩ビタイルを敷いて他のスペースと差別化し、抜け感を作りました。

オフィスレイアウトは、“社員同士の交流を活性化させたい”というお客様からのご要望を元に設計しました。
●エントランスと会議室を含む“体外エリア”、
●業務や作業を中心に行う“ベースエリア”、
●ミーティングやリフレッシュなど様々な用途に活用できる“ニュートラルエリア”
●休憩やランチなどに活用できる“リラックスエリア”
と、4つのゾーンに緩やかに分け、必要に応じて自由に移動できるようにしました。

窓の外まで見通せる…広がりを感じられる開放的なエントランス

エントランスの間仕切りは、「コマニー」のBRIDIAというガラスパーティションを採用しました。フレームの細い、スタイリッシュなデザインのものです。

天井の一部にダミーの梁を設置しそこにモルタル調のクロスを貼ることで、内部空間と一体感が出るようにしました。

企業サインは、印刷したカッティングシートをベースに、グラデーションになっている「TRYANGLE」の部分のみ、厚みのある透明アクリルを切文字にして貼り付けています。

会議室側のガラスパーティションには、中のモニター位置に合わせてグラデーションフィルムを貼りました。
透過度などをカスタマイズできる「サンゲツ」のフォグカスタムを採用しています。

開放感・透明感を維持しつつプライバシーも確保している会議室

「かなでもの」のチェアがポイントの明るくシンプルな空間

こちらはエントランスの横にレイアウトされている会議室です。
照明は、既存のものを撤去して新しくダクトレールを引きダウンライトを取り付けています。エントランスの照明も同様の仕様です。
ミーティングテーブルは、以前のオフィスにあったものを転用しています。

チェアは「かなでもの」のものです。
会議室の広さが限られているため、小さいサイズのものを採用しました。
淡いグレーとブルーの色味は、お客様のご要望をお伺いしながら一緒に選びました。

景観を楽しみながら仕事ができるオープンな業務スペース

集中業務や流れ作業など便利に使える造作カウンターが特徴的

こちらは、オフィスの“ベース”となる業務スペースです。
島型のデスク席とカウンター席を作りました。
島型のデスクは、以前のオフィスで造作したものを転用しつつ、同じものを新しく造作して数を増やしました。

チェアは、お客様がショールームに行って選ばれた、「オフィスコム」のYS-1を新規購入しました。

窓際に設置したカウンターテーブルは、デスクと同じ素材で造作しました。
OA機器を置いたり流れ作業を行ったり、景色を見ながら業務したりと、様々な用途で活用できます。
チェアは以前のオフィスにあったものを転用しています。

オフィスの中心的な存在になっているニュートラルスペース

個人ロッカーと本棚でゆるりと仕切られたオフィスの多目的空間

こちらは、オフィスの中心にレイアウトされているニュートラルスペースです。
ビッグテーブルは「Garage」のもの、チェアは、以前のオフィスからの転用したものとネットで購入したものを組み合わせています。敢えてデザインの違うものを置いて、好きなチェアを選べるようにしています。

スペースの両サイドには、パーティション代わりに個人ロッカーと本棚を設置しています。
本棚は「IKEA」のものです
窓際にはプロジェクタースクリーンを設置して、社内会議やイベントなどの際に活用できるようにしています。

社員同士の会話が広がるコミュニケーションスペース

用途に応じて居場所が選べるフリーな空間

こちらはコミュニケーションスペースです。
様々なタイプの座席を作って、用途に応じて選べるようにしました。

奥には、ショートブレイクなどに最適なハイテーブル＆スツール、手前には落ち着いて会話ができるコーヒーテーブル＆ローチェアを設置しました。

中央には、休憩やランチなどに使えるソファ席を作りました。
ソファは以前のオフィスからの転用です。
空間の差し色になっているキャメルのチェアとテーブルはネットショップで購入したものです。

オフィス完成後、お客様から“スタッフのみんなも喜んでいます！”とのお声を頂き、弊社としても大変うれしく感じています。